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冬霜日記(23)...




昨日は,テレ東の「なんでも鑑定団」の収録観覧に行ってきた.
なんどかこの手の見学や観覧にはずっと以前に行ったことがあるが,今回ほどなんともあっさりしたというか,味気ない観覧はなかった.記念品すらないもんね ┐(´д`)┌ これもご時世か.
それに常連の一般の観覧者たちがなんと多いこと.
その方達は,ADの指図通りに,拍手や歓声(うわぁ~,すごい!,へぇ~)を感動もないのに臆面もなく雛段から連発.とても小生のような小市民にはまねできない.ギャラ貰っているわけではないしねヽ(´~`; ォィォィ
いや,彼らは貰っているのかな?


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    Leica M9+Super wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical II







収録の後,晩飯を食べに久しぶり(8,9年ぶり)に御徒町「蓬莱屋」へと足を向けた.
人生3度目の蓬莱屋.上野とんかつ御三家と言えば,蓬莱屋,ぽん多,双葉.
このうち双葉は廃業している.
松坂屋すぐ脇にあるしもた屋風の店.ヒレカツ発祥の店と言われている.
ヒレ肉をまるのまま(棒状)薄く,細かいパン粉に包んで最初に200℃以上のラードで短時間揚げてからとなりの180℃ほどの温度の低いラードで火を通すという普通とは逆の独特の揚げ方.だから,衣は薄くかなりきつね色よりも黒く堅めになる.
シャバシャバのウースターソース(店独自のブレンドと言われている.化学調味料味がする)をかけて一口.
???? ヒレ肉に味がしない.下味さえない.それに水分が少し流れてくる.
昔食べた味とは別ものである ( ゚Д゚ )アラマッ

たべていると店内,厨房に中国語が飛ぶ.
不思議に思って帰宅後調べてみると,先代の店主ご夫婦が亡くなって跡継ぎがなく,中国人を養子に迎えて継がせたらしい.しかし,味はまったく継いでいない(海外のなんちゃって寿司ならぬ,なんちゃってかつか?).
その関係で中国人スタッフが多いのだ.そして,中国人のお客がやたらに多いなと思ったこともこれで得心した(店主のフェイスブックには中国語での投稿が毎回されている).

以前の味と違うという意見は調べてみるとけっこうある.
一方,美味い美味いという意見も食べログ系の書き込みにある.これは,まともな味を知らないお客が御三家という名だけで食べに行き,それを有り難がってそう言うのかも知れない.
ついに,上野とんかつ御三家も「ぽん多」一店となったと言えよう(小生の好みの味ではないが).残念至極.
わたくし的には,昭和の新参者ではあるが,天神下の「井泉」の方が蓬莱よりはよいと思う(こちらも,ぽんた同様に肉に過度の加工をしているが).

とんかつ屋の暖簾事情は調べるといろいろ面白い.
師弟,兄弟などのドロドロ事情から暖簾分けだ,こっちが本家だ... といろいろある.
井泉もぽん多もまさにそうだ.なんせ,ぽん多は3軒くらいあるはず.しかも本家ぽん多のそばにもある┐(´д`)┌
by Neoribates | 2014-12-28 10:52 | Leica M9 | Comments(12)

また巡ってきた...

無性に特定のものを食べたくなることがときどきある.
今,ちょうどそういう時期に来ている.「トンカツ」が食べたくてしかたない.ここ10日間くらい,ずっとそうである.もちろん毎日食べるわけにはいかないし,食べさせてくれない(それでなくともフォアグラ状態なんだから...).でも,食べたい.とりあえず3回は食べた.

でも,満足しないんだよねぇ... なぜだろう...
そう考えると思い当たることがある.これまでに食べたトンカツで,最高の味と感じているそのトンカツの味にどうやっても行き着いていないからである.もちろん自分で作っても,どのお店に食べに行っても,真の意味での満足感は得られていないのである.

東大を出て陸軍中野学校に入り,情報将校として参戦していたという異色の経歴をもつそのトンカツ屋の太ったおやじ(というより,もうおじいちゃん),岡野さん.店名も "おかの".同期から送られた鏡に,小さく中野学校と分かる内容の献辞が書かれてあった.
3人座れば一杯のカウンター,小さなテーブルが2つ(1つだったかなぁ?).どうみてもお世辞にも綺麗な洒落た店とは言えない.カツを揚げる鍋は,ようやく直径20cmあるかないかの小さな,油が周りにこびりついて黒く堆積層を作っているようなそんなもの.
衣を纏ったカツを低温の油にそっと投入し,じっくりと揚げていく.

油温が低いから油っぽいかって?とんでもない.カラッと揚がった自家製パン粉の中に隠れた肉は,甘く,ほどよい噛み心地を残して柔らかく,その脂肪部はいまどきのブランド豚にありがちの妙な口残りがない,サラッとトロッとしたものだ.「なんでこんなに甘くて,やわらかく,しかも肉らしい歯ごたえをのこしているの?」と一度聞いたことがある.「熟成の仕方ですよ」とニコニコ笑いながら答えてくれたけれど,それ以上は教えたくれなかった.元スパイだったなんて思えないほんとに好々爺.上品な奥様と二人きりでお店をやっていた.今,その店はない.もう30数年前の話である...

ワイフが嫁いできたときに,ここのカツを食べさせた.そのときの驚きようったらなかった.やはり,いままでこんな旨いトンカツを食べたことがないと,しきりに興奮気味にしゃべっていたことを想い出す.
柔らかいトンカツというふれ込みのトンカツはよくある.でも,それはただ繊維を断ち切ったような柔らかさなんですよねぇ.肉本来の柔らかさのあるカツはほんと少ないです.ああ,旨いトンカツが食べたい~
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     M8+Noctilux 50mm F1.0 (the 2nd, later)+UV/IR+Fake Code


先日,MS Opticalからの帰り道,雨上がりに十五夜の月を見ることができた.
バックが山だったり,古都の街並みだったら良いのだろうけれど,拙宅のあるようなところでは家と家の間から垣間見る月も一興というものである...
by Neoribates | 2009-10-06 13:05 | Leica M8 | Comments(18)

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by Neoribates