植月日記(15)...
2019年 04月 26日
円山公園の枝垂れ桜.
撮る方向によってはもっと綺麗に花が多く見えるようにできるのでしょうが,瀕死の状態を出したくてこんな方向から撮ってみた.
現在の桜は昭和22年に枯死した枝垂桜の二代目.
何カ所かに分けてこの桜の代替え次期候補は育てられているのですが,昨年の台風などにもボッキッといかずによく耐えたものだと思います.
京都に通い出した頃は老化が進行して,いつまで見られるのかなぁと思ってはいましたが,やはり今と比べれば断然しっかりしていた.いろいろと桜守の方々が手を尽くしてなんとかバトンタッチまで生きながらえさせているのでしょう.
一重白彼岸枝垂桜という品種で,桜の中では最も寿命の長い部類だとか.
初代の桜は樹齢二百余年.明治の中頃には盛観を極めたといわれています.現在の桜は,広沢池畔の植木職人・十五代佐野藤右衛門氏(植藤造園)により昭和初年に種子を採って育てられた二代目.昭和24年に移植されたものです.
初代の桜は,地蔵院から株分けされたと言われます.
by Neoribates
| 2019-04-26 12:27
| Leica M10 Typ 3656
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