涼暮月弐日記(7)...Leica MM(Typ 246)修行┐(´д`)┌






















解像度が魅力でTyp 246を使っているのに,KIYOHARAとは...と呆れられているのですが,めげずに反解像度レンズを使うのであります.

それにしてもいつも思うのは,Mデジでのライブビュー化の恩恵です.
こんなKIYOHARAなんていうレンズもアダプターがあれば普通に使うことができます.でも,このソフトレンズですからモニター見てもどこにピントが合っているのかは定かではありません(´ヘ`;)とほほ・・







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   Leica M Monochom Typ 246+ KIYOHARA VK50R 50mm F4.5









最近は音楽を聴くのに,PCからダウンロードあるいはリッピングしたファイルを利用するのが中心となりました.CDというモノが存在する実感が大事だと感じていたのはどこかに飛んでいってしまったようです.

とはいえ,CD資産は未だに大量にCD棚に残っています.
以前使っていたDACは,アップサンプリングをする機能がありましたのでCDをかけてよく楽しんでおりました.
現行のDACにはその機能がありません.この機能については賛否両論ありますが,小生は大好きです.

そこで,単体のアップサンプラーを探してみると,それほどはないのですねぇ.
dcsなどの超高額器機は問題外なので,傘張り浪人でも購入できるものをとみつくろってみると,JAVS-X6-DDC-FEMTOというDDコンバーターがありました.



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JAVS X6-DDC-Femtoは少し通常のアップサンプラーとは異なります.
通常は,入力信号のクロック・サンプリング値をサンプリング・レート・コンバーターICを使用して単純に2倍や4倍に変換していますが,入力のサンプリング値が間違っていたり微妙に揺れている場合にも,その値のまま2倍,4倍に処理して誤差も倍数のまま大きくなってしまうというのです.本機では,入力側のクロック・サンプリングは使用せず.サンプリング値だけを確認し,自らのWX-K013チップによるFemtoクロックによるマスター・クロックによってサンプリング値を生成して打ち直して精度を高めてきわめて揺れの無い(10の-15乗精度)ジッター処理ができるというものです.

なお,アップ・サンプリングしないで,Femtoクロックだけでクロックを打ち直し音出しする機能もある.

音は,外部クロック・ジェネレータを使用したときのように,ビシッと焦点の定まった隙の無い音場が描き出されます.と言うとカチカチの音のように思えますが,そういう意味ではありません.透明感,音像の輪郭,細部の音の明瞭性などが明らかに違います.アップ・サンプリングした音は「オープン・エア」だと小生はよく表現しますが,クロック・ジェネレータでジッターを落としていくと,透明感,場の空気感が経験したことがないほどの変わりようです.

本機は世界に先駆けて,JAVSのDAC,X6-DAC-FemtoにI2S(HDMI)で接続することで,PCM88.2kHzはDSD64へ,PCM96/192kHzはDSD128へ,PCM3852.8/384kHzをDSD256へDSDに変換してリアルタイムで聞けるというリアルタイムDSDコンバートを可能にしたことも特筆である.

M・A Recordingsによるリュート奏者Eguardo Eguezの"L'Infidele": Lute Works by Sylvius Leopold Weiss (M078A,2005年録音)は,超優秀録音で知られているCDだが,この演奏場所の外から遠くで鳴いてる鳥の声がここまでしっかりと聴けたとは!
ジッターをフェム・トレベルにまで抑えた効果だろうと思う.

これのおかげで,CDをそのままこれからも聴き続けることができそうです.


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桐箱に入っていました(o´_`)ノ


追記:
6月18日午前7時58分に大阪高槻市を震源とする震度6弱の地震発生.
M6.1.



Commented by tullyz1 at 2018-06-18 00:16
こんなデバイスがあるんですね。勉強になります。桐箱ですか^^;
Commented by Neoribates at 2018-06-18 01:35
tullyz1さん,
桐箱入りでんねん(;´Д`)ハァハァ
アップサンプラーでCDをアップコンバートした176kHzの音源は好きな音です.
Commented by cobag2 at 2018-06-18 09:50
いやいや、何処にピントがあってるかなんて・・・^^
そう言いながらもしっかりとそこのツボを押さえてるご隠居には歯が立ちませぬ!
前回のノスタルジックなKIYOHARAショットにもそんな奥底が見え隠れしてました^^
陽水がうんだらかんだらの書き込みが何処かに飛んでしまったようです(汗;)
Commented by Neoribates at 2018-06-18 10:54
cobag2さん,
もともとカラーからのB/W変換がよいと言っていたのに,なんでMonochromになんか逝くのだと,非難囂々で嫌みタラタラと意見されております(;´Д`)ハァハァ やはり解像度に惹かれたというのが一番ですね.でも,その魅力ポイントが解像度なのに何でまたKIYOHARAか!と言われてしまいました(ー。ー)フゥ
そんなことに臆せずやりたいようにやっている次第です( ´▽` )ノ
Commented by minton at 2018-06-20 09:11 x
興味深い記事ですがまだ理解できないのでまた熟読させて頂きます。
御隠居のブログでAndre' Kerteszを知り古い写真集を発注して2ヶ月ほどかけて昨日到着しました。
今は忙しくて見ることできないですが、じっくり勉強します。
Commented by Neoribates at 2018-06-20 19:37
mintonさん,
CDを44.1kHz のままでなく,88kHz,176kHzなどへサンプリング周波数をアップしてやることで解像度,音場などがかわり,それと同時にクロックをより安定したものにするということだということなんだろうと思います.空気感が変わってきて,好みの音になっています.
ケルテス写真集を取り寄せましたか.mintonさんも好みの作風だろうと思います.ゆっくりと鑑賞してしてくださいまし.
Commented by イチロウ at 2018-06-21 09:51 x
私もアンドレケルテスの1986年の写真集ゲトしました。ライカモノクロームの良さは解像力と階調だと思いますのでソフトフォーカスレンズにも適切な選択だと思っています。
Commented by Neoribates at 2018-06-21 10:47
イチロウさん,
ケルテスの写真,いかがでしょうか?
最初にケルテスの写真作品を見たのは,ピクトリアリズムについてちょっと調べ物をしているときでした.特に初期の兄姉や友人を写した写真,とくに演出した作品などには揺さぶられた思い出があります.
小生のキヨハラでのショットは,ほぼ開放かそれに近いところで撮っております.もう少し絞っても良いかなとも思ったりしております.
Raytheonの球が届きました.ついでに日立に作らせたHit-Ray Gold pinの変わり種も.
もう少し聴き込んでみたいと思っております.
Commented by イチロウ at 2018-06-21 13:21 x
私はブレッソンが好きですがケルテスの写真集にブレッソンが端書を書いていました。もうすこしいろいろな写真を見たいと思っています。とくにパリ時代の写真は好みです。ライカモノクロームではソフトフォーカスのレンズでも黒は黒になって、滲みの部分がきちんと描写されるような気がします。Raytheonの球の感想聞かせて下さい。ご存じかとは思いますが、しんぴんの真空管同様にしばらく使用していなかった中古の真空管でもランニングインは必要です。
Commented by Neoribates at 2018-06-22 16:48
イチロウさん,
ブレッソンも好きですが,ケルテスの視点も好きなんです.
はい,しばらく聞き込んでみてから追々,感想などをあげていきたいと思います.
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by Neoribates | 2018-06-17 19:14 | Leica MM Typ 246 | Comments(10)

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