暮秋日記(3)...






















オーディオ仲間から購入して間もないアメリカはシリコンバレーのOppo Digital (本社は中国のOPPO影音) のSonica DAC (SDAC-3)を借り受けて試聴している.
このDACあるいはネットワークプレーヤーの注目点はなんと言っても この値段で,DACチップに最新のESS ES9038PRO SABREを搭載したこと.ES9038PROの内部は8ch構成で1chあたり4個のDACを内蔵し,チャンネルあたり16個のDACを並列動作できる.このDACチップの音が聴きたかった.
これまでは数十万円から,百万円以上のDACなどにしか使われていなかったDACチップだ.その意味で価格破壊と言われている.勿論,100万円クラスの音がするというわけではないが,十分,価格を上回る音だ.
アップサンプリングは行われていない.
なお,電源部にはリニア・パワーを使っている.スイッチング電源ではない.重量は5kgほど.

日本での価格も現在は税込み10万円を切ってる(アメリカでは$800前後.輸送費と消費税を考えると日本で購入した方がよい).最新チップのほぼ全部のせでこの価格は驚く.
Amazon.coを覗くと,OPPO Sonica DAC (OPP-SDAC-3)[Japan Domestic genuine products]としてほぼ日本価格のSonicaも載っている.日本からの逆輸入ということか? 実は,これは日本仕様のSonica DACで,100V・50Hz/60Hzという日本の環境向けに設計されたトロイダルコア電源トランスを搭載ということらしい.日本限定のプレミアム仕様と書かれている(ー。ー)フゥ

MQSなどは再生できないが,そのほかDXDを含む多くのフォーマットに対応.音楽ストリーミング・プレーヤーとして,モバイル・デバイスを介しての既存ホームオーディオ・システムとの連携もできるので便利.











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   Fujifilm X70








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Windows 10ではOppoのHPより専用デバイスをDLしてPCにインストールしてからの使用となる.8月末にそれまで出ていなかったリモコンが別売りで発売されたので,モバイルを介しての操作が嫌いな方には嬉しいことだろう.
ただ,評判ではWi-Fiを使用すると高域に濁りが出るというが,これも環境要因に大きく速度や安定性が左右されるからなんとも言えないと思う.あとは器機のシールドの具合かな.

さて肝心の音だが,驚いた.ES9038PRO SABREの高解像度でそれでいて堅くなく,オープンエアの透き通った,横方向への広がった音場にココロ奪われた.奥行きは横方向に比べて表現は甘い印象.倍音も美しい.響きもうまく表現している.
再生音はどちらかというと寒色系で,同価格帯のM-DAC+とはやや異なる.
ズドンと落ちる低域を期待してはいけない.かと言って低域が不足しているというわけではない.まぁ,この辺は値段相応.この原因は,独WIMA製フィルムコンデンサーを使っているせいだという方もいる.ただ,小音量時に音のバランスがくずれないのにも驚いた.ネットなどでは高域にカリカリしたところがあるだの,低域不足だの,ドンシャリだのという書き込みがあるが,よく読むとiPhoneからの出力だったり,ちょっとどうかと思うような器機からの送り出しだったりするのが目に付く.組み合わせる器機によって大分変化はすると思う.音源の特徴をけっこう剥き出しにする傾向がある.同じCD,ファイルを聴いた場合に,M-DAC+とは異なり,平面的な音になることがある.アップサンプリングが行われないことも原因しているのか.

PC→Sonica→Mark Levinson 38SL→WADIA a315 でハイレゾファイル(PCM,DSD)を再生してみているが,極めて気持ちが良い.特にDSDの再生はあまり,好きではなかった小生だが,気に入った.
現地価格ではM-DAC+とほぼ同じ.しかし,この実力は魅力的だ.さて,困った.どうしようか... (ー。ー)フゥ
値段はこれよりも5割ほど高いが,ES9038PRO SABREを使ったL.K.S. AudioのMH-DA004も気にかかると言えば,気にかかる (´ヘ`;)

なお,視聴は次の組み合わせで行っている:
PC→Sonica間は,USBケーブルでWireworld Ultra Violet 7.
Sonica→Mark Levinson 38SL間は,PADのXLR(Levinsonの電源ケーブルは,PAD Dominus Rev.B).
Mark Levinson→WADIA a315間は,NBS Statment III.
Sonicaの電源ケーブルは,Shunyata Resarch Viper.
WADIA a315電源ケーブルは,自作KRIPTON HR-500M Triple C/M(IECプラグはPanasonic WF-5018K改.IECコネクターはOyaide C-004.WADIA a315のみ200V電源駆動).

前に述べたが,組み合わせる電源ケーブル,インターコネクトケーブル,デジタルケーブルでけっこうその顔は変わると見た.
ああ,それから音量調節ノブと入力選択/操作ノブがブラなのはいただけない(それほど安っぽくはないが).また,リモコンだが,小型でアルミ筐体のおしゃれなどこかリンゴのデザインを思わせるものだ.リモコンは4000円前後.
厚めのアルミ・フロント・パネルの操作表示はプリント.下のレビンソン38SLの刻印と比べるといかにチープか分かる (o´_`)ノ マアマア
また,RCAアナログ入力からの信号は,高精度ADCによりデジタル化されて聞くことができるとのこと.








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Commented by tullyz1 at 2017-09-05 18:34
凄いデバイスが次々と出てきますね。マーク・レビンソン、いいなぁ^^
このDACはそれほど高くないのですね。それにしてもご隠居の研究熱心なのには頭が下がります。
最近は音が出ればいいかというレベルで聴いています^^;
Commented by Neoribates at 2017-09-05 21:20
tullyz1さん,
DACチップ自体の性能は,すごいと思います.解像度もかなり良い.問題は後段のアナログ信号の扱い方と電源がこの手のクラスだと弱いと思います.音楽性を加味すると,M-DAC+のほうがやはり優っていると思います.
DACからパワー直結ができますが,やっぱりプリを通した方が音楽として聴きやすいです.
Commented by イチロウ at 2017-09-08 18:18 x
Mark Levinson 38SLですか--。プリもメインも私はあるときから真空管アンプです。お使いのDACにも興味あります。私はDAVEを使っていますがUSBも含めてコネクトケーブルで音が変わります。特にDAVEの出力後が顕著です。さて、Neoribates様はover samplingに関してはどのようにお考えですか?
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by Neoribates | 2017-09-04 06:10 | Fujifilm X70 | Trackback | Comments(3)

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