暮秋日記(12)...



















今月号,アサヒカメラ連載の椎名誠「シーナの写真日記」冒頭にこんなことが書かれていた.
「宮沢賢治の有名な雨ニモマケズの中に,サムサノナツハオロオロアルキ...という一節がある.(中略)ぼくは宮沢賢治って頭がおかしいのではないかと思った...」とある.
小生はハタとこれは自分のことを言っているのだと気づいた.
椎名氏曰く... その後,「やがては筑摩書房の宮沢賢治文学全集全巻を買って隅々まで読むに至った.そうして賢治のいうサムサノナツは東北地方の冷害のことをいっているのだ,ということをやっと理解した」.
ああ,同じ事を無知な小学生のころに同じように理解できてなかった人が自分だけではなかったのだ,と安心したのでありました ┐(-。ー;)┌ヤレヤレ










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  Fujifilm X70









無知なころの無知な認識の一つに,居住地の名所旧跡なんて一つも無い観光地でもない普通の街になんで旅館があるのかと思っていた.その後,長じてそういう目的の”旅館”なのかと気づいたのであります.そう言えば,その前を親と一緒に通ると,なぜか足早にせかされて歩いたような気がしたのであります(^^;)
大人になるって,汚れることなのね(ー。ー)

短命,ほんとに短命で終わったX70にて久しぶりにモノクロGフィルターで撮ってみた.こんな良いカメラ,もったいないなぁ一年も待たずしてディスコンだなんて.










Commented by kotapunch at 2017-09-22 18:12
ブヒャヒャヒャw
Commented by Neoribates at 2017-09-22 18:16
こたさん,
ってなことありません?
Commented by kotapunch at 2017-09-22 19:53
考えときます(笑)
Commented by Neoribates at 2017-09-23 03:08
こたさん,
┐(´д`)┌
Commented by cobag2 at 2017-09-23 09:52
良いもの残したいものは早めに消えますねぇ、
「美人履くめぃ」、あれ薄命だったっけ、なんつって(笑)
それと宮沢賢治ねぇ、
「物事にはおもてとうらがあんのー!」って叫んだ女代議士もおりましたっけ、ね(汗;)。
Commented by Neoribates at 2017-09-23 12:51
cobag2さん,
はははは~履くめぃ,ですか┐(´д`)┌
小学校で宮沢賢治の詩を読まされたときにはさして感銘は受けませんでした(と思います(^^;)).まして,東北の冷害なんて思いつくわけがありあせん.いまどきのガキはそんなことないのでしょうがねぇ.
Commented by minton at 2017-09-23 15:14 x
全く主観的なコメントですが、宮沢賢治は音楽家で言えばフォーレのようなところがあるような気がします。
徐々に練りながらいいものにしていくような。
フォーレのレクイエムはモチーフを元にとても時間をかけたような記憶があります。
風の又三郎も風野又三郎を元に書き上げて、銀河鉄道の夜のモチーフにもなっていると想像しています。
もしかしたら雨にも負けずのあの詩はまだ未完成だったのかもしれませんよね。
確か亡くなった後に手帳の裏にメモ書きされていたものじゃなかったでしょうか。

ただ寒さの夏はを金持ちの家に生まれながらも頑なに清貧で農業に情熱を燃やした宮沢賢治なら冷夏を悩むことは想像がつきます。
Commented by Neoribates at 2017-09-24 00:06
mintonさん,
手帳の裏にメモ書きのように書かれていたということですね.
誤記というか,彼の癖のような書き方があったりして今でもいろいろと解釈の分かれる部分があったりしてますね.子供の頃に読んでいた本の挿絵が,なんか暗っぽくて,陰気でそれもあって賢治の物語や詩は好きになれませんでした.
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by Neoribates | 2017-09-22 18:08 | Fujifilm X70 | Comments(8)

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